QuickSightとTableauのデモで営業分析を解説!アクションに繋げるダッシュボード設計に登壇しました

QuickSightとTableauのデモで営業分析を解説!アクションに繋げるダッシュボード設計に登壇しました

Clock Icon2023.09.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

9/5にセミナーを行いました

データアナリティクス事業本部ビジネスソリューション部BIチームの投埜(なげの)です。

2023年9月5日(火)に開催した
QuickSightとTableauのデモで営業分析を解説!アクションに繋げるダッシュボード設計
に登壇しました。

本記事では、ウェビナーの簡単な内容とウェビナー中にあったQ&Aについてご紹介していきたいと思います。

セミナー概要

お客さまからよく頂くBIのお悩みとして、
「ダッシュボードが活用されない、ダッシュボードからアクションに繋がらない」などがあります。

「なぜアクションに繋がらないのか?」という原因を紐解きながら、
クラスメソッドBIチームが行うダッシュボードの作成フローをご紹介いたしました。

そして、架空の営業チームのサンプルデータを使用し、
TableauとQuickSightのダッシュボードを紹介しました。

<Tableauの画面>

<QuickSightの画面>

組織でBIダッシュボードを浸透させていくためには、
ダッシュボード以外にもデータ基盤を整えていく必要があります。

そこで、本セミナーではBIパートの後に弊社で提供しているCSA(カスタマーストーリーアナリティクス)についてもご紹介いたしました。

Q&A

ここからは、ウェビナーで頂いた質問もご紹介いたします。

Q1.TableauとQuickSightのどちらがデータ加工を柔軟にできますか?

A1.Tableau Desktop とQuickSight両方でデータ加工は可能です。
しかし、どちらのツールもデータ加工よりデータの可視化に強みがあります。
そのため運用などを考えた時には、BIツールで可視化を行う前にデータマート側で「データ加工」を完了させて置くほうが良いでしょう。

どうしてもBI側で加工を行いたい場合は、Tableau Desktopの方がデータ加工のバリエーションは多いと考えています。

Q2.TableauとPower BIでNullの扱いが違うと思いますが実際両方使われてみて集計漏れなど発生しないでしょうか?(またどう対処されていますでしょうか?)

A2.BIツールに限らず、Null値をそのまま集計すると意図通りの集計にならない可能性があります。Nullを0や空の文字列に変換する、あるいはNull値の行を集計対象から除外するなど、データからNull値をなくしてから集計するのがおすすめです。

Q3.Tableau、Quicksightの使い分けはどのようにおこないますか?

A3.TableauとQuickSightの使い分けには①利用コスト、②学習コストの2つの視点があります。

①まず1つめの利用コストではTableauとQuickSightではダッシュボードを作成する人、閲覧する人でそれぞれでライセンスの料金が異なります。Tableauであれば、年間でライセンス料金を支払うのに対してQuickSightであれば、月額(年間契約も可能)+従量課金となっています。

Tableauの料金について

QuickSightの料金について

②2つめの学習コストでは、ツール習得にどれだけ時間をかけられるかという視点になります。QuickSightであれば、グラフを作成する前に作るグラフを決めてからそれに対応するデータ(ディメンション・メジャー)を選択するため学習コストが低いです。

一方のTableauでは可視化の表現の幅が広い分、データ(ディメンション・メジャー)からどんなものが作成されるのか、自分の中でイメージを持つ必要があるためQuickSightに比べて学習コストが高いです。

①と②を踏まえてお客様が使用していきたい用途と目的に合わせて使い分けを行うのが良いでしょう。

Q4.マート作成をスピードupするにはどのような工夫が必要でしょうか?

マート作成をスピードupするにはBI側で使用する指標・ディメンションを明確にし、ダッシュボードの大まかなレイアウトを決める必要があります。ここで考える必要があるのはダッシュボードで使用するフィルターなども含まれます。

ダッシュボードで使用する指標やディメンションなどを明確にする事ができれば、SQLでマートの作成を行うことができるので、ディメンション・指標の洗い出しを正確に行うことでマート作成の効率化に繋がると考えます。

Q5.グラフよりもExcelの明細表を愛好する人間が社内に多いのですが、どのようにすればビジュアル化されたダッシュボードが浸透するでしょうか?

A4. 非常に良くいただくお悩みです。まずはいきなりグラフにするのではなく、明細表を提示しつつ、プラスαとして見やすいグラフを作成していくのが良いです。いきなりグラフにするとエンドユーザーから「普段見慣れている物が見れない」とフィードバックを頂く事になります。そのため、明細表を相手に見せて相手のニーズを満たして、その後にグラフを見せることでビジュアル化されたダッシュボードを受けれてもらいやすくなります。

最後に

セミナーの途中で地震などがありましたが、無事に終えることができて良かったです。

CSAでデータ分析基盤を整えて、BIツールを用いて皆様の業務の課題解決に役立てる事ができます。

データ活用にお困りの方はお気軽にご相談ください。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.